Tシャツの歴史とオリジナルTシャツ作りに大切なこと

Tシャツの歴史とオリジナルTシャツ作りに大切なこと

Tシャツは、アメリカンカジュアルファッションの一部として、日本でも定着しています。Tシャツは、日本では主に夏のファッションと捉えられていることが多く、実際、半袖Tシャツは4月頃から売れ始め、夏休み前には落ち着くことが多いようです。
 
このように日本では現状、季節ものとされるTシャツですが、Tシャツの本場アメリカでは少々扱いが違います。1年を通して、普段着はTシャツという人もいます。真冬にTシャツ1枚で外出という人はいなくても、温かい家の中ではTシャツ1枚で過ごすという人は多いようです。
 
現在、世界中にTシャツ愛好者が存在しますが、Tシャツがどのような経緯で生まれ、そして広まってきたのかを知る人はそれほど多くありません。Tシャツは誕生後、アメリカ社会に大きな影響を与えながら、その立ち位置を強固なものにしてきました。アメリカにおいて、スクリーンプリンティング業界は百億ドル規模に達しようかというビッグビジネスです。
 
Tシャツがどのような歴史を刻みながら、アメリカ社会において、このように大きな存在になったのか、少しだけ振り返ってみましょう。
 

まずはTシャツの歴史を知ろう

Tシャツは比較的歴史の浅いファッションアイテムです。20世紀初頭、「下着」としてアメリカ海軍に採用されたものが、Tシャツの原点だとされています。「無地の白T」ですね。この「無地の白T」は、1913年には海軍内での支給が始まっていたようです。1920年頃までには「Tシャツ」という呼称が定着し、辞書にも「Tシャツ」という言葉が掲載されるようになりました。
 
「下着」としての存在のはずだったTシャツですが、海軍の軍人たちがカジュアルウェアとしてTシャツを着るようになり、アウターとしてのTシャツが大きな存在感を放つようになりました。
 
軍人たちによりカジュアルファッションへと進化したTシャツの人気が爆発するまでに、それほどの時間はかかりませんでした。1950年、映画「A Streetcar Named Desire(欲望という名の電車)」で、主演のマーロン・ブランドがTシャツを着用したのです。反逆的でセクシーな男。多くの若者がこのイメージに刺激を受け、Tシャツを着用しました。しかし、この時もTシャツはまだ無地のままでした。
 
その後、フロリダ州マイアミで、Tシャツにデコレーションを施す会社がいくつか現れました。その中のひとつが「スクリーンプリンティング」の会社でした。現在、世界中で行われているTシャツのスクリーンプリンティングですが、誕生したのは1950年代と、それほど長い歴史を持っているわけではないんですね。
 
マイアミでは、Tシャツにリゾートの名前をプリントして、広告媒体としてTシャツの利用を始めました。この広告媒体として登場したTシャツを「コーポレートTシャツ」と呼びます。「コーポレートTシャツ」はアメリカ全土へと広がりました。企業ロゴがプリントされたTシャツは、アメリカのどこに行っても目に飛び込んで来るほど一般的です。
 
アメリカ大統領選挙のキャンペーンでは、支持者がおそろいのTシャツを着て、候補者の演説に集まります。日本でも似たような光景を目にしますが、これもアメリカの影響なのかもしれません。日本の古着屋さんなどで売られているアメリカ古着の中にも、企業ロゴTシャツが多く見られます。特にアメリカをイメージさせる企業やブランドのTシャツは、日本でも人気ですね。
 
コーポレートTシャツ以降、アメリカのTシャツはさまざまな形で発展していきます。「ロックTシャツ」や「ハーレーTシャツ」がありますが、これらはコマーシャルとともに「お土産」の要素も持つ「オリジナルTシャツ」であると言えるでしょう。現在Tシャツは「自己表現」「パロディー」、そして「政治観」など、さまざまなメッセージを運ぶ媒体として、アメリカ国内のみならず、世界中で利用されています。
 

日本でも盛んなオリジナルTシャツ作り

日本でもオリジナルTシャツ作りが盛んです。オリジナルTシャツブランドを集めたイベントも、日本全国で年に数回開かれていて、季節ものとしてのTシャツではない、ファンを持つ製品としての立ち位置を確立しています。ここ数年の日本は、異常気象のせいか、春と秋が短くなった感じすら覚えます。今後、気候の変化がTシャツというファッションの売れ行きに何らかの影響を与えるかもしれませんね。
 

オリジナルTシャツはプリントだけではなくボディーも大切

オリジナルTシャツの出来映えを左右するのは、デザインやプリントの質だけではありません。ボディーもひじょうに大切な要素です。あまりにも安いボディーのTシャツは、一度洗濯しただけでもよれや縮みが出る場合があります。プリントショップにも数種類程度はボディーの選択肢があります。用途にもよりますが、後悔のないよう、素材や品質は必ず確認するようにしましょう。

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